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幸せを感じられない30代社会人が、ウェルビーイング×マインドセットで心に光を灯す方

幸せを感じられない30代社会人が、ウェルビーイング×マインドセットで心に光を灯す方

心がつかれてしまう、そんなあなたへ

30代になって、ふと気づいたら「何が幸せなのか、わからない」と感じていませんか?
仕事にも慣れて、生活も整っている。けれど、なぜか心が満たされない。
休日にふと虚しさを感じたり、SNSのキラキラ投稿に焦ったり、自分だけ取り残されているような感覚。
そんな思いを抱えるのは、あなただけではありません。

今、多くの30代社会人が同じように「見えない疲れ」と「曖昧な不安」を感じながら生きています。
ですが、安心してください。それは決して「あなたが弱いから」ではありません。
むしろ、それは「次のステージ」に向かう合図なのかもしれません。このブログでは、そんなあなたの心にやさしく光を灯すために、
「ウェルビーイング」と「マインドセット」という2つのキーワードを通じて、
これからの日々をちょっとだけ軽く、温かくするヒントをお届けします。

1. 幸せを感じられないのは「あなたが悪いから」じゃない

「これでいいのかな」とつぶやく瞬間が増えていませんか?

毎日ちゃんと働いて、ある程度の安定も手に入れている。
それなのに、なぜか心がぽっかり空いているように感じること、ありませんか?
30代は、周囲の結婚・出産・キャリアアップなど“目に見える幸せ”が次々と起こる時期。
でもそれに比べて、自分の今がなんとなく停滞して見えてしまう。
「こんなふうに感じているのは、自分だけ?」と、つい心が縮こまってしまう。

でも大丈夫。
この違和感は、あなたに“気づき”が訪れた証拠なんです。
そしてその気づきこそが、「本当の幸せ」を探し始めるための、大切な第一歩になります。

なぜ30代になると幸せを感じにくくなるのか

実は、30代は“幸せの分かれ道”ともいえる時期。
学生時代や20代の頃は、目の前の目標に向かって突き進むことで達成感や高揚感を感じやすかったもの。
けれど、ある程度の仕事経験や生活の基盤が整ってくると、「これからの人生、何を軸に生きていこう?」と
ふと立ち止まってしまう瞬間が訪れます。
加えて、現代社会ではSNSで他人の成功が見えやすくなり、自分の幸せが見えにくくなる環境が整っています。
これまでがんばってきたぶん、急に「幸福感の空白」がやってきたような錯覚に陥るのも無理はありません。
でもこれは、“幸せに慣れてしまった”のではなく、「次のフェーズの幸せ」を探しはじめた証。
あなたが感じているのは、成長へのサインなのです。
焦らず、立ち止まった自分に寄り添ってあげましょう。ここから「本当のウェルビーイング」を育てていくチャンスです。

ウェルビーイングとは?「続く幸せ」の正体

「幸せになりたい」と願うのは、人間として自然なこと。
でも、「幸せ=楽しいことやご褒美」と捉えていると、それは一瞬で過ぎ去ってしまいます。
ケーキを食べた瞬間の幸福感も、SNSで「いいね」がついた時の高揚感も、次第に薄れていく──。

そこで登場するのが、ウェルビーイング(Wellbeing)という考え方です。
ウェルビーイングとは、一時的な幸せではなく、身体的・精神的・社会的に満たされた“続いていく幸せ”のこと。

心身の健康や良好な人間関係、自分らしい目標に向かう姿勢など、多面的に整った状態が「本当の幸せ」とされています。
ポイントは、“〇〇があれば幸せ”ではなく、“今の自分で、すでに心地いい”という実感を育てていくこと。
誰かと比べたり、完璧を目指したりしなくていい。
あなたの「今ここ」を整えることこそが、ウェルビーイングの第一歩なんです。

偉人の幸福論に学ぶ、揺るぎない心のつくり方

実は「幸せってなんだろう?」という問いは、昔から多くの偉人たちが悩み、考え続けてきたテーマ。

たとえば、アリストテレスは“幸福とは良く生き良く行為すること”と述べ、
仏教では“どんな境遇にも動じない心”を最高の幸せとしています。
これらの思想に共通するのは、幸せは「外側」ではなく「内側」から育まれるという視点。
つまり、環境や状況に左右されることなく、「自分は今、満ちている」と感じられる心のあり方が、幸福の土台なのです。

私たちはつい、「もっとこうなったら幸せ」「あの人みたいになれたら…」と考えがち。
でも、渋沢栄一も言いました。「夢なき者は幸福なし」と。
“幸せ”は与えられるものではなく、自分でつくっていくもの。
だからこそ、あなた自身が“心の軸”を見つけ、整えていくことが、最も確かな方法なんです。

2. ウェルビーイングを高める「マインドセット」の整え方

「幸せになりたい」と願っても、何を変えたらいいのか分からない。
そう感じているなら、まず見直したいのが“心の持ち方”、つまりマインドセットです。

ウェルビーイングな人生は、「良いことが起きるのを待つ」のではなく、 今の自分で、どう幸せを感じられるかを育てていくプロセス。
そしてそれを支えるのが、自分を信じ、未来を信じる力です。

もちろん、人生には不安やストレスもつきもの。
でも、そんな時でも心の軸をグラつかせないために、私たちは“整える力”を身につけていくことができます。
この章では、幸せを感じる力を底上げするためのマインドセット術を、一緒に見ていきましょう。

「楽観力」を育てる5つの小さな習慣

あなたは自分の未来を「なんとかなる」と信じられていますか?
この“信じる力”こそが、マインドセットの柱となる「楽観力」です。
楽観力とは、根拠のないポジティブ思考ではなく、
「大丈夫、自分には乗り越える力がある」と根っこから信じる力。
これを育てることで、不安やストレスに強くなり、日常の中でも幸福感を感じやすくなると言われています​。
楽観力を高めるための簡単な習慣には、次のようなものがあります:

📌寝る前に「今日のよかったこと」を3つ書く(ポジティブ脳のトレーニング)
📌自分を励ます“パワーフレーズ”を持つ(例:「きっとできる」「まあいっか」)
📌完璧主義をやめて、今のベストでOKにする
📌笑顔をつくる、小さくても行動する
📌落ち込んだら、信頼できる人・言葉・音楽を思い出す

「悲観主義は気分によるが、楽観主義は意志による」という言葉を御存じですか?
つまり、楽観は選べる力なのです。
小さな行動の積み重ねが、やがて「自分なら大丈夫」と思える土台をつくります。
そしてその安心感が、あなたの日々に穏やかな幸せを運んできてくれます。

心地よさとストレスのバランス術

「ウェルビーイング=毎日がずっと快適でハッピー」って思いがちですが、 実はそうじゃないんです。
ウェルビーイングな状態とは、“問題がないこと”ではなく、 「問題があっても、自分らしくいられること」なんです​。

例えば、嫌なことがあった日でも、
・お風呂で深呼吸した
・好きなハーブティーを飲んだ
・ふわっと笑えた瞬間があった
そんな風に、心地よさとストレスの「間」でバランスをとる力がとても大切。

このバランスを整えるポイントは、日々の“小さなセルフケア”にあります。
以下のような行動が、心の調律を助けてくれます:

🌱朝の太陽を浴びてリズムを整える
🌱白湯やココアなど温かい飲み物で心を緩める
🌱好きな音楽・香り・風景に触れる
🌱笑う・泣くといった感情のデトックス
🌱「ありがとう」を口にする感謝の習慣

こうした習慣が、脳内に幸せホルモン(セロトニン・オキシトシンなど)をもたらし、 心地よさの“貯金”になっていきます。
ストレスゼロを目指すのではなく、ストレスを感じても、自分を整えられる安心感を持つこと、 それが、ウェルビーイングの真のベースです!

自分にやさしくなる「感情の取り扱い説明書」

忙しさや人間関係の中で、つい感情を押し殺してしまったり、
「なんでこんなことで落ち込むんだろう」と自分を責めてしまうこと、ありませんか?
でも、感情って本来“正しい”も“間違い”もないものです。
すべての感情には意味があり、あなたを守ろうとするサインなんです。

アドラー心理学では、「感情は目的があって使われるもの」とされています。
たとえば「怒り」は、本当は“寂しさ”や“不安”の二次感情であることが多く、感情そのものを否定するよりも、「今、何を感じているのか」を見つめることが大切です​。

💡感情と上手につきあう3ステップを紹介します:
1.気づく:「今の自分、どんな気持ちになってる?」と自分に問いかける
2.受け入れる:「そう感じるのも無理ないよね」とやさしく声をかける
3.言葉にする:「○○が不安だった」「○○に期待してた」と具体的に表現する

ネガティブな感情も、あなたの大事な一部。
押し込めるよりも、「ああ、今わたし疲れてるんだな」「ちょっと期待しすぎちゃったな」と
正直に見つめることが、自分へのやさしさにつながります。
そして、そのやさしさこそが、あなたのウェルビーイングをじわっと支えてくれる力に変わっていくのです✨

3. 「ラーニングゾーン」に一歩踏み出すと、人生が少しずつ変わる

ここまで読んで、「ちょっと心が軽くなった気がする」「自分にもできるかも」
そんなふうに感じていたら、とても嬉しいです。

でも、ここからもう一歩。
「気づき」を「変化」に変えるには、行動が必要です。
といっても、大きな挑戦や劇的な変化じゃなくて大丈夫。
今の自分が心地よくて、でもちょっとだけ物足りない。
そんなときに必要なのが、“ラーニングゾーン”への小さな一歩です。
この章では、あなたのウェルビーイングを次のステージへ導くための、「行動する幸せの育て方」を紹介していきます。

コンフォートゾーンが、幸せの停滞を生む?

“心地よさ”は大切だけど、ずっとそこに居続けると、人は少しずつ「なんとなく退屈」「何かが足りない」と感じるようになります。
この場所を「コンフォートゾーン」と呼びます。
ストレスも不安もなく、安定しているけれど、成長や変化が生まれにくい場所でもあります​。

ウェルビーイングとは、“ずっとぬるま湯に浸かる”ことではありません。
ときにちょっとドキドキしたり、心が刺激されたり、未知の自分に出会える瞬間こそが、心をぐっと豊かにしてくれるのです。
だからこそ、ほんの少しでいい。
“安心だけどマンネリ”な日常から、小さく抜け出すことで、新しい発見や出会い、そして自信に出会えることが増えていきます。

成長する幸せ=ラーニングゾーンの実践例

「新しいことを始めたいけど、何から?」と戸惑ってしまう気持ち、よく分かります。
でも安心してください。ラーニングゾーンは、大きな挑戦をする場所ではありません。
それは、“ちょっとだけ”今までと違うことに目を向ける場所。

たとえば…
✅気になっていた本を1ページだけ読んでみる
✅いつもと違う道を歩いてみる
✅話しかけたいと思っていた人に「おはよう」と言ってみる
✅得意なことを少し誰かのために活かしてみる

そんな、小さなチャレンジが、自信や喜びを少しずつ積み上げてくれます。

慶應義塾大学の前野教授が提唱するウェルビーイングの因子のひとつに、「自己成長」があります​。
つまり、人は「前に進んでいる」と感じたとき、自然と幸せを実感できるようになるのです。
あなたの中にもうあるリソース(強みや好奇心)を、ちょっとだけ使ってみましょう。
そうすれば、今いる場所からそっと一歩前に進む力がきっと芽生えてきます。

ちなみに、つい最近では静岡県の職員向けに“ウェルビーイング”をテーマにした研修が実施されるなど、行政レベルでも「心の豊かさ」への取り組みが本格化しています。
こうした流れの中で、今こそ自分自身も“幸せを学ぶ時代”なのかもしれません。

今日から始める、幸せを引き寄せる行動リスト

さあ、ここまで読んでくれたあなたは、もう立派な「ウェルビーイング実践者」。
とはいえ、また日常に戻ると、気持ちが揺らいだり、忘れてしまったりするのも自然なことです。
だからこそ大切なのは、習慣化と継続のサポート。
一人で頑張りすぎず、誰かと一緒に学び合い、支え合える環境に身を置くことが、
“幸せを育てる力”をぐんと伸ばしてくれます🌿

そんなあなたにぴったりなのが、BHRが提供するオンライン講座「持続する幸福感ウェルビーイングを得るためのワークブック」です。
この講座では、アドラー心理学や最新の脳科学などをベースに、 「自分らしい幸せのかたち」を見つけるための学びと実践を、ほどよいペースでやさしくナビゲート。
毎回のワークや丁寧なフィードバック、オンラインでのシェアリングを通して、 “気づき”を“変化”に育てる力が自然と身につきます。
📌 講座ではこんなことが学べます:
幸せの定義を自分でつくる「ウェルビーイング憲章」
感情との向き合い方、ストレスの手放し方
楽観力・没頭力・人間関係力の高め方
ラーニングゾーンで自分らしい成長を見つける実践ワーク 等

もし、幸せ迷子になっているなら、
「できることを、できるときに、できるところから」 一緒に始めてみませんか?
幸せを自分で作りだせるようになれますよ🌱✨